イエシロアリ(学名:Coptotermes formosanus)
シロアリ目(等翅目)ミゾガシラシロアリ科に分類されるシロアリの1種で建築物の害虫として重視されるシロアリ。(別名、タイワンヒメシロアリ)大きさは有翅虫で7 ~ 8mm、働きアリで5 ~ 7mm、女王アリは大きいもので40mmに達する。
ヤマトシロアリに似るが、全体的に大きいく兵隊アリの頭部は卵円形で扁平、大顎は鋭く、弯曲している。有翅虫は頭部が褐色で胸腹部は黄褐色で大きいのに対して、ヤマトシロアリは全体に小型で黒っぽい、明確に判別できる他のシロアリと同様社会性昆虫で、集団をなし、枯れ木や朽木を食べる。その内部に巣を作る。特に湿った材を好み、巣は材の中にいたるところに掘られた巣穴と、材の外に続く巣穴に作られた、塊状の巣からなる。この巣は、湿ったところの地下に作られ、そこからあちこちの材へとトンネルを繋げ、大規模に食害する。一群を構成する個体数は、数万匹以上で最大で100万匹に達する。