シロアリの種類
日本には15種類のシロアリが生息していますが、家屋などに被害を与えるのは主としてイエシロアリとヤマトシロアリです。
また、最近、北米からの移住種であるアメリカカンザイシロアリも横浜市や各地で発見され、その被害の広がりが心配されています。
イエシロアリ
- 巣
- 屋根裏・床下・土中・立木中や根の下、壁の中に木クズなどを固めた巣を作る
- 加害木材
- 湿った木材とは限らない
- 加害部分
- 地上から上方、屋根裏まで
- 加害痕
- 辺材、心材、食べあとがきれい
- 羽アリ
- 体長・体色:6.5~8.5mm、淡褐色
飛翔時期:6~7月
飛翔時刻:夕方から夜間、灯火に郡飛 - 兵アリ
- 体長:4.5~6.5mm
頭形・頭色:卵形、淡黄色
特徴:白色の粘液を出す
ヤマトシロアリ
- 巣
- 加害材木にコロニーができる
特別な巣を作らない - 加害木材
- 湿った木材を好む
- 加害部分
- 地上から近い部分のみ
- 加害痕
- 主に辺材、食べあとがカスで汚い
- 羽アリ
- 体長・体色:4.5~7.5mm、淡黒色
飛翔時期:4月中旬~6月上旬
飛翔時刻:雨後むし暑い昼間 - 兵アリ
- 体長:3.5~6.0mm
頭形・頭色:楕円形、淡黄色
特徴:粘液は出さない
アメリカカンザイシロアリ
- 巣
- 巣や蟻道は作らず、建材、木製家具、枯れ木中に孔道をあけて生息している
- 加害木材
- 乾燥に強い
- 加害部分
- 地上から近い部分のみ
- 加害痕
- 乾いた砂粒状の糞を出す
- 羽アリ
- 体長・体色:6.0~8.0mm、
頭部は赤褐色、体は黒褐色
飛翔時期:7~9月
飛翔時刻:昼間 - 兵アリ
- 体長:8.0~11.0mm
頭形・頭色:縦長形、濃褐色